引越し業者の選ぶときと注意すること

引越し業者は大手から中小業者まで合わせると数は知れません。統計によると、引越しを専業としている業者は3,000社程度、運送業として引越し事業も行っている業者は6万社以上といわれているので、広すぎる選択肢があるのが分かります。

さて、この中から引越し業者を1社に絞り込み依頼しなくてはならないのですが、すべての業者が一様に同じサービスを提供しているわけではないのが問題です。

例えば、荷物が多い、家族で引っ越す、荷造りを手伝ってほしい、細部まで注意してもらいたいという場合は大手業者、荷物は比較的多い、料金は安くしたい、荷造りは自分でできるという場合は地元密着型の中小業者を選択するのが一般的です。また、大手でも単身パックなどを用意しているので、荷物が少ない単身引越しの方には選ばれています。

その上で、信頼できる引越し業者であるかということが重要なのですが、こんなトラブル事例もあります。

検討段階で見積もりを取っただけなのにダンボールを置いていかれ他社と契約したら梱包資材代金を請求された、自宅まで勧誘に押しかけてくる、そして作業段階で当日に業者からキャンセルされた、荷物を紛失または破損された、建物に傷をつけられた、見積書以上の額を請求されたなどトラブルは尽きません。

悪質なケースは国民生活センターなどに相談することも必要ですが、それ以前に利用する側が引越し業者を選ぶときに注意することが重要です。 まず、引越し業者は国土交通省の認可を得て営業している業者であることが前提となりますので、無許可で営業している業者は利用すべきではありません。その上で、標準引越運送約款の内容を把握しておきましょう。

標準引越運送約款とは、引越し業者と消費者が契約するにあたって発生するルールを取り決めたものです。これには費用に関すること、キャンセルに関すること、運搬できる荷物に関すること、破損に関することなどの取決めが記載されています。約款は見積もりを出すときに一緒に提示しなくてはならない書類ですので、約款の提出がない業者はこの時点で違反となります。多くのケースで見積書の裏に印刷されていますので確認してみてください。

ちなみに約款の内容を大まかに説明すると、見積もりは無料、着手金や手付金などは取ってはならない、2日前までならキャンセル料金は発生しない、破損は引越し完了してから3か月以内なら請求できるとしています。基本的な情報を持っておくだけでも安心感は高まるでしょう。

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